心不全による”むくみ”は、足の弁慶の泣き所や足の甲の部分を指で押しつけると指の後が残り、しばらくその痕が残ります。むくみには、押してもすぐに戻って、指の痕が残らないものもありますが、それは心不全によるむくみではないことが多いのです。
また、夕方になって靴下のゴムの部分の痕がついたりするのはあまり心配がいりませんが、朝起きたときから、指でおすと凹むようですあれば、ぜひ、一度、お医者さんにかかってください。もちろん、腎臓が悪い場合も同じようなむくみがでることがあるのでしっかり原因を調べる必要があります。
心不全のむくみは、主に、血液が心臓にもどってくる戻り方が悪いと起こります。
従って、心臓の働きがどうなっているかを専門の先生にしっかり判断してもらうことが大切です。心不全は、まったく症状がない段階から、少しだけ症状がある段階、さらには、じっとしていても息苦しかったり、むくみで足がだるくて仕方が無いといった重症まで様々です。
心不全と聞くと、もうだめだ、癌と同じだと思われる方がいらっしゃるかもしれません。確かの患者さんの亡くなる率は癌と同等といわれていますが、早期に診断し、治療をしっかり行えば、日常生活を普通に営むことができ、天寿を全うすることも決して不可能ではありません。
私、ハートは、ひとりでも多くのみなさんに、心不全を知っていだき、あなただけではなく、あなたの周りにいる心不全の方々も早期診断、早期治療で助けてさしあげたいと思っています!
この解説をみたら、必ず身近な誰かひとりにそのことを伝えてください。
それが、日本全国、いや世界に広まれば心不全で本当に苦しむ方を少なくすることができるのです!